Nozomi先生の英語教室

習志野市で英語を教えています

#Some tips # ~英語の勉強のコツ~ No.24


今回は、リンキングと呼ばれる「単語と単語が繋がることで発音が変化する仕組み」のお話をしたいと思います。
私の英語がまだまだ下手だった15年程前、英語のレッスン時にイギリス人の先生が他の女性の先生と相談する、という話をしていた時の事です。先生が突然、脈絡もなく「アラスカ」と言いました。一瞬、(???)と思ったのですが、それが、”I’ll ask her”と言ったのだと、暫くして分かりました。willのlとaskのaがくっついてla(ラ)、herのHが抜け落ちてaskのkとherの残りのerがくっついてker(カ)、のように変化して、アラスカに聞こえたのです。(レッスンで実際に発音してみますね)
このように、リンキング(=音の繋がり)の法則について知ると、英語ネイティブの言っている事がもっと分かるようになります。
他にも有名なのが、ラッパーがよく言う「チャゲラッ」ですね。これは、Check it out.がくっついて早口で言うと、そのように聞こえるのです。チェック イット アウト とはもう全然違う発音になってしまっていますね。
あとは、もっと昔から知られている、「掘ったイモいじるな」という言葉はご存知ですか?日本人が「掘ったイモいじるな」と聞くと、英語ネイティブには、”What time is it now?”と聞こえるので、時間を教えてくれるという迷信?です。実は、本当に通じるか、トロイさんに実験したことがあります。結論から言うと、通じませんでした(^_^;)。このような文は、ワット タイム イズ イット ナウ、とカタカナで全部きちんと発音する方が通じますので、変な語呂合わせは信じなくて大丈夫です。
他にも、Take it easy. (テキドイジ) Get up.(ゲラッ). Shut up(シャラッ)、Turn around. Come on. Send them. Half an hour. などなど、色々な言い方があるので、実際に一通り練習してみましょうか。
これらの音が言えるようになると、リスニングの時に、リンキングで変化した音が聞こえてきて、何と言っているか分かるようになってきますので、訓練すると良いと思います。
発音もどんどん練習して、少しずつステップアップしていきましょう。